「見える・聴こえる・匂う・味わう・触れる(触れられる)という感覚をヒトはどのようにして感じているのか?」これは、わたしが興味を持っている感覚や知覚の心理学です。
音や光などの様々な刺激は、刺激とも思わないくらいに、普段、無意識のうちに感じていますよね。「刺激を受け取る〜感じる」という一連の流れは、神経を通って脳まで届き素晴らしいコンピューターのように機械的に処理されていています。更に、経験とか欲求までもが絡んで感じ方が違ってくるのです。感覚については、掘り下げていくと本当に面白いんです♫
「ルビンの壺」は、ご存知の方も多いと思います。真ん中の白い壺が見えるか、向かい合った二人の黒い顔が見えるか・・・一度、どちらかが見えてしまうと、もう一方が見えなくなってしまうという不思議な絵です。上の画像は、私が描いたものです😀ちょっと鼻が高くなり過ぎました💦(笑)
注意を向けたものが形として浮かび上がる領域のことを「図」と呼び、背景となって注意されない領域のことを「地」と呼びます。この図と地の見え方の違いは、その人の経験や欲求によって起こるそうです。
音楽などにもこういった現象がありますよね。音楽では、沢山の音色が合わさっていてもメロディーはちゃんと際立って聴こえます。また、大勢の人の中にいても好きな人ってなぜか見つけちゃうし、その人に目が行ってしまって、それ以外の人やモノは背景になってしまいますよね?
それぞれの人生においても、その人が何を図とみるかによって人生そのものの感じ方や充実感も変わってくるのではないでしょうか。白と黒の単純な絵でさえ自分自信の欲求や経験によって違って見えるのですから、生きている中で起こる日々の出来事なんて経験や欲求に相当左右されてるってことですよね💡
自分の周りで起こる日々の様々な出来事は、自分と他人(環境)が色々に関係し絡まりあって起こります。そして、その出来事を心で感じています。一つの出来事にも色々な側面があるので、図と地を反転させて見てみると面白い発見があるでしょうね♫
私もセラピストとして沢山の視点を持つことで、お客様の気持ちに寄り添いながら癒しのお手伝いができるようになりたいと思っています🍀
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